自律神経失調症の治療方法
自律神経失調症の治療は、まず初めに薬物療法を行って薬で症状を和らげてから、次にカウンセリングなどの心理療法を行うのが一般的です。 薬物療法は、投薬によって自律神経失調症の症状を抑える治療方法ですが、病気を根本的に治療するわけではないため、対症療法の１つであると言えるでしょう。
症状が辛くて耐えられない場合に薬物治療は有効的な治療法ですが、薬は症状を抑える反面、さまざまな副作用もあるため、必ずしもお勧めはできません。薬物療法で使われる薬は、主に抗不安薬、抗うつ薬、自律神経調整薬、睡眠誘導薬の4種類で、ふらつき、脱力感、便秘、眠気、口の渇き、嘔吐などの副作用が伴います。
薬物療法以外の自律神経失調症の改善方法としては、以下のとおり、症状・タイプ・病気の程度などによって、心に働きかける治療や生活環境・食生活の改善等さまざまな種類があります。
■カウンセリングなどの心理療法や認知療法
■マッサージ・整体などの理学療法
■音楽療法・アロマテラピーなどの自然療法
■食生活・生活環境等ライフスタイルの改善
■自律訓練法によるセルフコントロール
自律神経失調症を治すためには？
私たちが健康でいるためには、自律神経の交感神経と副交感神経のバランスが常に正常である必要があります。この２つの自律神経がうまくバランスを取っているので、私たちの体はまわりの環境にうまく適応できるのです。このバランスを保ち続けるためには、まずは過度のストレスを受けないような環境作りや生活態度を心がけることが大切です。とは言え、現代社会においては、仕事、対人関係、子育てなどにおいて、緊張・不安・イライラ感などを感じることは避けられない場合もあり、少なからずストレスを受けてしまうものです。
ストレスを受けてしまった場合は、その受けたストレスをうまく発散させるなどの術を見つける必要があります。 精神的なストレスだけでなく、気温・気候などの急激な変化や、睡眠不足、身体の過度の疲労などにより大きな身体的ストレスを受けることがあります。自分では気付いていなくても、体が自分の知らないところで、環境や気候の変化を敏感に感じ取っている場合もあります。また、自律神経失調症は女性ホルモンとの関わりがあるため、更年期障害など女性ホルモンのバランス異常に起因して発生することがよくあります。女性に自律神経失調症の症状が多く見られるのはそのためです。
普段から自律神経失調症の予防対策やケアを施していたにも関わらず、それでも自律神経失調症になってしまうこともあるでしょう。その場合は、自分に一番合う治療・施術・訓練方法などを探しましょう。 いずれにしても、自律神経失調症の改善には、まず心身をリラックスさせることが大切です。自律神経を司る視床下部の間脳の働きを活性化させること、また副交感神経の働きを正常に戻して、心身を安静な状態に導くことで、自律神経失調症の症状は改善されます。
この両方の作用を持っているとおもわれるのがローヤルゼリーです。高タンパクで多くのビタミン類、ミネラル、アミノ酸などの栄養素を含んでいるだけなく、自律神経失調症に効果が認められている成分を含む万能な健康食品であると言えます。